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一時のものを、忘れるとき
わたしたちは、目に見えるものの世話に、人生の多くを費やします。家。車。貯え。目の前にあるというだけで、確かなものに思えてくる持ち物。 けれども聖書は、それらをみな、一つの枠の中に置きます。 「見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。」コリント人への第二の手紙 4:18 (口語訳) 形あるもの、手で触れられるものはみな、すでに過ぎ去りつつあります。揺るがないように見えても、長く...
検索語: “御国”
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わたしたちは、目に見えるものの世話に、人生の多くを費やします。家。車。貯え。目の前にあるというだけで、確かなものに思えてくる持ち物。 けれども聖書は、それらをみな、一つの枠の中に置きます。 「見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。」コリント人への第二の手紙 4:18 (口語訳) 形あるもの、手で触れられるものはみな、すでに過ぎ去りつつあります。揺るがないように見えても、長く...
多くの人は、日々を仕事と用事と、たまの休みの繰り返しのように過ごしています。けれども神は、あなたのために、それとは別の計画を用意しておられます。 あなたは、生まれるより前から定まり、一生の長さでは収まりきらない使命を負っています。 パウロは、神の夢をこう描いています。 「それは、キリスト・イエスにあってわたしたちに賜わった慈愛による神の恵みの絶大な富を、きたるべき世々に示すためであった。」エペソ人...
揺り動かされうるものは、すべて揺り動かされます。 制度も、経済も、人の手で作られた宗教も、震えています。わたしたちはそういう時代に生きています。聖書は、神が地と天とを揺り動かされる、と告げます。それは「振われないものが残るため」です。 では、最後まで残るものとは何でしょうか。恵みの御国です。 この揺れを、わたしたちはどう生き抜くのでしょうか。 「このゆえに、わたしたちは震われない国を受けているのだ...
ギリシア語には、愛を表す言葉が四つあります。日本語には、ひとつしかありません。このささやかな違いが、歴史上のどんな神学論争にも劣らないほど、神についての誤解を生んできました。 夫が妻に「愛している」と言い、その同じ口で「ピザが大好きだ」と言う。日本語はどちらも同じ棚に並べてしまいます。ギリシア語はそうしません。ギリシア語には、神の愛だけを指す言葉があるのです。あまりに独特なので、初代のクリスチャン...
わたしたちはしばしば、安全に守ることを忠実さと取り違えます。 ミナのたとえでは、ある身分の高い人が、王位を受けるために遠い国へ旅立ちます。出かける前に、僕たちに金を預け、はっきりとした言いつけを残しました。 「わたしが帰って来るまで、これで商売をしなさい」 ルカによる福音書 19:13 (口語訳) 帰ってきた主人は、僕たちを一人ずつ確かめます。最初の僕は、一ミナを十ミナにしていました。主人はこれを...
天から火を呼び下した預言者がいました。四百五十人の偽預言者を相手に、国を挙げた対決に勝ちました。王の戦車を追い越して走りました。その翌日、彼は神に、わたしの命を取ってくださいと願いました。 それが燃え尽きです。才能の不足ではありません。信仰の不足でもありません。人格の破れでもありません。燃え尽きとは、注ぎ出す量が、注がれる量を超えたときに起こることです。そして聖書は、多くの人が思うよりもずっとやさ...
多くの人は、聖書の系図を読み飛ばします。見慣れない古い名前が延々と並ぶのを見て、情報の「ブラックホール」のように感じるのです。冗長で、味気ないもの、と。けれども御国には、無駄な言葉というものが一つもありません。 創世記五章を開くと、アダムからノアまでの名前が並んでいます。表面だけを見れば、生まれた、生んだ、死んだ、という記録にすぎません。ところが、そのヘブライ語の名前の意味をたどっていくと、そこに...
クリスチャンは、何に反対しているかではなく、何を掲げているか——すなわち福音——によって知られるべきです。 人は、いつのまにか「反応」で自分を形づくってしまいます。何を祝福し、何を築き、何を運んでいるかではなく、何に反対しているかで知られるようになるのです。 けれどもパウロは、わたしたちの召しをこう言い表しました。 「わたしたちはキリストの使者なのである」 コリント人への第二の手紙 5:20 (口...
世界の出来事や政治、日々流れてくる見出しを眺めていると、何もかもが崩れていくように思えることがあります。 けれども、カイロス——(カイロス) καιρός — 「神が定めた時」、すなわち神が備えられた恵みの時——は、この世に約束されたものではありませんでした。それは神の民に約束されたものです。 主イエスは言われました。 「わたしの国はこの世のものではない。」ヨハネによる福音書 18:36 (口語訳...
ヨーロッパへ旅に出れば、ドルでコーヒーを一杯買うことはできません。ユーロが要ります。イギリスへ行けばポンド、インドネシアへ行けばルピアが要ります。 どの国にも、そこでしか通じない通貨があり、それがあって初めて取り引きが成り立ちます。 天の御国も同じです。御国にも通貨があります。けれどもそれは、金でも銀でも、立派な行いでもありません。御国の通貨は、信仰です。 神がそのように定められました。あなたの理...
戦いはあります。目をそらすわけにはいきません。御国のために生きようと心を決めたその時から、必ず抵抗に出会います。 けれども、その戦いにどう身を置くかが問われます。私たちはつい、霊的な戦いを息せき切った攻撃のように思い描きます。敵を組み伏せ、一歩ずつ陣地を奪い取っていく取っ組み合いのように。 けれども、本文を見てみましょう。使徒パウロが「格闘」を意味する語を用いたのは、ただ一度きり。それに対して「立...
何かが順調に育っていくとき、人はよく、運や才能やタイミングのおかげだと言います。けれども聖書は、いつも別のものに目を向けさせます。 「家は知恵によって建てられ、悟りによって堅くせられ、」箴言 24:3 (口語訳) 国は、知恵ある指導者の力によって立ち上がります。家庭は、柔和な導き手のもとで癒されていきます。地域は、よく牧される時に花を咲かせます。 すぐれた導きは、決して自分に目を向けさせません。そ...
メシヤ、神の子、イスラエルの王——選ぶことのできた称号はいくつもありました。それでも主イエスがご自分を呼ばれるとき、最も多く口にされたのは「人の子」でした。 それは謙遜から出た言葉ではありません。預言の成就でした。 ダニエルはこう書き残しています。 「人の子のような者が、天の雲に乗ってきて……彼に主権と光栄と国とを賜い」ダニエル書 7:13–14 (口語訳) ダニエルが幻のうちに見たこの (バル・...
聖書の中に、神が指導者たちに向かって語られる箇所があります。やさしい言葉ではありません。ぼかしてもおられません。痛いほど、はっきりしています。 「あなたがたは弱った者を強くせず、病んだ者をいやさず」エゼキエル書 34:4 (口語訳) 神は、説教の内容が間違っていると責められたのではありません。いやさなかったことを責められたのです。 神にとって、羊を飼うとは、昔から二つのことでした。養うこと、そして...
親でいると、心がふっと揺さぶられる瞬間があります。 思いもしなかった決断を、わが子がしていきます。態度が変わります。選びがずれていきます。そして、ふと思うのです。この子は、こういう人になっていくのだろうか、と。 わたし自身、娘に対してそれを感じたことがあります。育ててきた価値観とは似ても似つかない振る舞いが続く季節がありました。すぐに反応し、正し、ルールを厳しくして、どうか何かが届いてほしいと願う...