揺り動かされうるものは、すべて揺り動かされます。

制度も、経済も、人の手で作られた宗教も、震えています。わたしたちはそういう時代に生きています。聖書は、神が地と天とを揺り動かされる、と告げます。それは「振われないものが残るため」です。

では、最後まで残るものとは何でしょうか。恵みの御国です。

この揺れを、わたしたちはどう生き抜くのでしょうか。

「このゆえに、わたしたちは震われない国を受けているのだから、感謝しようではないか。」 ヘブル人への手紙 12:28 (口語訳)

ここで「感謝しよう」と訳されている言葉は、ギリシア語では (echōmen) ἔχωμεν —「持とう、しっかりとつかんでいよう」という能動の言葉です。恵みを受け取り、握りしめる——そういう動きのある言葉なのです。

じっと待つ姿勢ではありません。手を伸ばしてつかみ取る姿勢です。朝、目が覚めたら、恵みをつかんでください。自分の力では到底応えられない要求に直面したら、供給を受け取ってください。世界が揺れるとき、値なしに与えられた神の恵みの上に立ってください。

恐れかしこんで神に仕えることは、もっと頑張ろうとする努力から生まれるのではありません。恵みを持つところから生まれるのです。

揺るがない足場は、ただ恵みの地だけです。