祝福される人から、祝福になる人へ

神がイサクに語りかけられたとき、「祝福する」に、ある特定の言葉が用いられました。
ここで使われているヘブライ語は (バーラク) בָּרַךְ です。これは動詞——祝福するという働きそのものを指します。神が今まさに、恵みと増し加えと力を、あなたの人生に注いでおられる、その動きです。
けれども神のご意図は、動詞のままで終わりません。アブラハムに対して神は、あなたを祝福する、それはあなたが祝福となるためだ、と告げられました。
向かう先は、(バーラク) בָּרַךְ(動詞)から (ベラカー) בְּרָכָה —— 「祝福」(名詞)へ、という道筋です。口語訳をひらいてみてください。創世記 26 章では「あなたを祝福し」と動詞で訳され、創世記 12 章では「あなたは祝福の基となるであろう」と、名詞として訳し分けられています。
神はバーラクの働きをなさいます。あなたの仕事を、人との関わりを、奉仕を祝福してくださいます。それは、あなたがやがてベラカーとなるため——まわりの誰にとっても祝福である人になるためです。
祝福とは、ただ受け取る何かではありません。やがてそれは、あなたという存在そのものになります。
何を受け取れるかばかりを見つめているなら、まだ動詞のところで足踏みをしています。信仰が成熟するとは、名詞になることです。
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